ミニマリストの持ち物ぜんぶ。しぶさんのスーツケースの中身

「みんなのカバンの中には、いったいどんなモノが入っているのだろう?」という疑問からスタートしたこの企画。カバンの中身が好きな人に送る「あんなモノ」から「こんなモノ」まで、リアルなユーザーのカバンの中身を紹介しよう。

前回の『モノにとことんこだわる。ミニマリストしぶさんのカバンの中身』の続きで、しぶさんの持ち物すべてと、ライフスタイルやミニマリズムに対する考え方のようなところをインタビューしたので、記事として紹介していきたい。

 

※この記事は2017年に公開した記事を再編集して掲載しています

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必要なモノはすべて持ち歩ける。ミニマリストのスーツケースの中身

ミニマリストであるしぶさんの持ち物は、スーツケースと背中に背負ったバックパックがすべて。現在のところはシェアハウス暮らしなので、電子レンジも冷蔵庫も共有のものを使っている。そのためここまで自分の所有物を少なくすることができている。

そんなしぶさんのキャリーバッグの中身はこんな感じ。キャリーバッグの左右で持ち物を分けており、ガジェットやブログ執筆に欠かせないアイテムと、服や生活雑貨でそれぞれ仕分けている。

全部をここで紹介するのは大変なので、下記で項目別に紹介していこう。

 

スーツケース:無印良品のスーツケース

生活必需品などは無印良品のスーツケースにすべて入ってしまう。無印良品のスーツケースはデザインもシンプルで、ミニマリスト的にも良い。

 

打ち合わせなど出かける際には côte&ciel(コートエシエル)『Isar Rucksack』

打ち合わせなど出かける際には côte&ciel(コートエシエル)『Isar Rucksack』を愛用する。このバックパックの中身は、前編である『モノにとことんこだわる。ミニマリストしぶさんのカバンの中身』で紹介している。

 

スーツケースの左側:ガジェットやブログ執筆ツールなど

  • ニンテンドースイッチ
  • ジェットウォッシャードルツ
  • 外付け HDD
  • ボーズの Bluetooth スピーカー『BOSE SoundLink Mini 』
  • 自撮り棒
  • ソニーのミラーレス一眼

 

ニンテンドースイッチ

家庭用ゲームなのに、テレビ無しでも遊べるのでミニマリストにうってつけ。 最近は、冬に行われる公式大会「スプラトゥーン 甲子園」に向けて練習中です

 

ジェットウォッシャードルツ

歯も臓器の一部なので、ケアは大事にしています。これ1本で口腔ケアができるのでとても重宝してます。持ち運びができるモバイル版を選びました。

 

外付けHDD

物理的なモノが少ない分、写真やコンテンツなどはデータで保存していることが多いんです。必然的に容量が大きくなってしまうので、MacBook ではなくHDDに保存しています。

 

ボーズの Bluetooth スピーカー『BOSE SoundLink Mini 』

初代モデルからずっと愛用していて、現在は2台目です。コンパクトなのにクリアな音で音楽を楽しめるのが良い点ですね。発売日に買い替えたくらいお気に入りのアイテムです。

 

自撮り棒

三脚が付けられるうえに、持ち運びが簡単なので、旅先の撮影で役立ってます。

 

ソニーのミラーレス一眼

軽くて綺麗な写真が撮影できるミラーレス一眼を選びました。加えて自撮りができるという点で、a5000を使っています。

 

スーツケースの右側:服や生活雑貨など

昔は色々なファッションブランドの服を買い漁り、小遣いのほとんどをファッションに費やしていたほど服が大好きだったというしぶさん。

現在では私服を制服化しているそうで、服はもちろん下着や靴も同じモノで統一している。このエピソードについてしぶさんは『1年間毎日同じ服を着る生活をして良かった事&困った事』という記事でチェックできる。

また、キャリーバッグの中身について『旅して暮らすミニマリストがキャリーケースに詰めた94個の持ち物リスト|ミニマリストしぶのブログ』で紹介されているので、詳しく知りたい人は是非チェックしてみてほしい。

 

しぶさんとミニマリズム。色々と聞いてみた

単純に持ち物が少ないミニマリストは SNS でもちらほら見かけるが、キャリーバッグ一つで国内を転々とするまでにモノを減らしたミニマリストは、周りにはなかなか存在しない。良い機会なので、そんなミニマリストしぶさんに色々と思っていたことをいろいろと聞いてみた。

 

――どこからがミニマリスト?

僕は “自分の所有物一つ一つに対して思いがあるかどうか” だと思います。人によって必要なモノの量は変わるじゃないですか。なのでモノの少なさでミニマリストを謳うというよりも、持ち物すべてに思い入れがあるというのが自覚できる段階からが「ミニマリスト」ということになりますね。

 

――自分がミニマリストだと自覚したのはいつから?

これは正確に時期を覚えていて、2015年末くらい。元々は一人暮らしをしたい!ということで、節約をするために「必要なモノ」と「必要ではないモノ」を考えていたとき。ミニマリストという存在を知って、意識してモノを手放すようになったときには、自分がミニマリストであると自覚しました。

 

――ミニマリズムって不便じゃないの?

僕は基本的に不便を感じたりはしません。例えば「封筒を送るときにのりが手元にない」という細々としたモノで困ることは、本当に時々ありますが、そういったモノはたいていの場合、シェアハウスに置いてあるので、それを使います。

 

――どうやって断捨離している?

モノに「違和感」を感じたら捨てるようにしています。例えば、パッと自分の周りを見渡したときに「これ、何日も使ってないな」と感じたときに捨てるかどうかを考えます。今の時代を快適に生きるなら、スマートフォンは必須ですよね。そういった「必ず必要なモノ」は、捨てるという発想にはなりません。

なのでモノに対して違和感を感じたら、それは自分にとって要らないモノである可能性が高いのです。

 

――毎月いくらあると生活できる?

現在は国内を転々とする「移動する暮らし」なので、場所や地域によって生活費は変動しますが、基本的には家賃を含めて月々12万円あれば生活できます。自分の経験から、福岡に住んでいた頃は約7万円、都内であれば約11万円ほどで不自由なく生活ができます。

また、キャリアではなく MVNO(格安SIM)を使う、家電の数を減らして電気代を抑える、シェアハウスやゲストハウスなど、家具家電などモノを共有できる場所で暮らすなどをして節約につなげています。

 

――ミニマリストしぶの目指す先

僕は「旅をして暮らす」を実現するために、キャリーバッグ一つに自分の持ち物がすべて収まるようにしました。このようにその時によって変わる「したいコト」を実現するために、これからもミニマリストを続けていきたいと考えています。

また、僕は「ミニマリスト」として、ブログや SNS で情報を発信しています。なので「ミニマリズムを通じて、前よりも良く生きられるようになった」という人が増えていけば嬉しいと感じています。

そのために、自分がもっと柔軟に(ミニマリストとして)変化し続けて、その過程をブログで伝える。ブログを読んでくれた人に「こんなミニマリズムがあってもいいんだ」という “気づき” を与えられるように、これからもミニマリストとして活動していきます。

 

まとめ

現在22歳のしぶさん。前回に引き続きしぶさんのカバンの中身と、その考え方的なところを伺った。しぶさんは「ミニマリズム」に対して、一つ一つに明確なアイデンティティを持っていることに驚く。

僕はどちらかといえば「マキシマリスト」の部類に入るのだが、ミニマリズムという考え方にはかなり惹かれる。モノ一つ一つに対して思いや考えを持って購入するというところは僕も意識はしているのだが、ふと気づくと部屋の中は使っていないモノばかり。

しぶさんへのインタビューを機に、もう一度自分の持ち物を改めて整理しようと思った。

 

ミニマリストしぶ(@SIBU__ 
“Minimalist”代表。持ち物全てをキャリーケース1つに収め、全国を旅しながら暮らしてます。▪️出演:「CHINTAI 首都圏版」「西日本新聞 mymo」「FBS福岡放送 めんたいワイド」▪️instagram:http://goo.gl/PlvQZ4 ▪️LINE@:http://goo.gl/S1y8tU

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